薬剤師が解説|ナウゼリン坐薬(ドンペリドン坐薬)の使い方

お薬

吐き気止めとしてお子さまから大人まで使用されている坐薬です。

このお薬にはジェネリック医薬品も販売されており、ジェネリック医薬品はドンペリドン坐剤という名前のお薬です。

基本的には同じ使用方法になります。

基本的な使用方法

大人

  • ナウゼリン坐薬60 1日2回 直腸内に投与

小児

  • 3歳未満→ナウゼリン坐薬10 1日2〜3回 直腸内に投与
  • 3歳以上→ナウゼリン坐薬30 1日2〜3回 直腸内に投与

1日2〜3回になっていますが、吐き気のあるときだけの使用でも問題ないです

お医者さんの指示に従って使用しましょう

坐薬の使い方

大人の場合、少ししゃがんだ体制で肛門に指の第一関節くらいまで(約2cm)入れましょう

お子さまの場合、おむつを替えるような体勢にして坐薬が見えなくなるくらいまで入れてください

お薬を入れたあとはすぐ出てきてしまうことがあるので30秒ほどティッシュで肛門を押さえておきましょう

お薬が出てきてしまったら

お薬を入れてすぐに原形をとどめたままのお薬が出てきてしまった場合は再度入れ直しましょう

もしお薬が溶けて液状になって出てきた場合や排便がありお薬が出てきてしまったかわからない場合は2時間ほど症状を観察して吐き気があるようでしたら再度入れ直しましょう

どれくらい間隔空ければいい?

使用間隔はできれば7時間ほど空けましょう

どうしても症状が治らない場合でも4時間は間隔を空けましょう

切って使用するときは?

半分にする場合は斜めに切り長さを出しましょう

水溶性基剤(マクロゴール)で出来ているため、切った際粉々になりやすいですが、フィルムを剥がさずフィルムの上から包丁などで切っていただくことで粉々になりにくくなります

飲み薬との併用

飲み薬のナウゼリン錠やナウゼリンドライシロップと同時に処方されることもありますが基本的には併用しないようにしましょう

坐薬のほうが比較的早く効きやすいので早く効いて欲しいときは坐薬を使用しましょう

坐薬と飲み薬の間隔も4時間以上は空けるようにしましょう

参考:協和キリンメディカルサイト


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